怨み屋本舗

怨み屋本舗 12 (ヤングジャンプコミックス)

怨み屋本舗 12 (ヤングジャンプコミックス)

現代社会を舞台とした回りくどい殺し屋の話。話の内容に変化球が多く、結末の予想が付きにくいので楽しめる。また殺し屋と違って「怨み屋」なので標的には人の怨みを買うような悪役が多く、法律で裁けない悪を破滅させる必要悪ということで「殺し屋」のような後ろめたさも比較的少ない。序盤はメインキャラが怨み屋の女社長と情報屋の二人だけだが、中盤からは元被害者の女子高生や電波系オタクが社員として加わり、コメディ色も強くなっている。また、警察側がだんだんと怨み屋の真相に近付いているので、追う側と追われる側の二種類の緊迫感が味わえる。