結界師
- 作者: 田辺イエロウ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/05/18
- メディア: コミック
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サンデー連載中の退魔術師系漫画。パッと見は地味な絵柄ですが構図やアクションなどがしっかりしていてすごい好みです。
この漫画の特徴は「結界師」という職業。方形の空間を指定して、相手を閉じ込め空間内の敵を滅する、という技で終始徹底しているのですが、この
技だけで応用を利かせているのがすばらしい。多重に結界を張って強度を上げたり、細い方形の結界で矢のように串刺したり、結界を空中にいくつもつくって足場にし宙を歩く、とか。「結界」という名から消極的な防戦一方のイメージを持ちますがなかなかに攻撃的です。
火黒のような組織の敵が現れてからはバトル部分がとくに増えました。そこで長期戦になるかと思ったら、敵が見開きで即総攻撃・幹部も登場と派手な演出をかましてくれました。やっと心を開いた主要キャラが殺されたりと甘い作品でないことを明示しつつ、仇である火黒を総大将よりも意識することに。
その後、その総大将をいままで脇役していた微妙な立場の人物が倒してしまい、一気に収束しそうな勢いですw 最近の漫画の傾向は「エースvsキング」よりも「ジョーカーvsジョーカー」のような作品が増えてきてるみたいですね。うん。先が読めない作品って大好き。
アニメ化もするし、足早な展開が打ち切りでないことが証明されたのでホッとしている飛田天です。
あ。漫画の感想ってメチャ久しぶりだ。