蒼天のセレナリア
蒼天のセレナリア ~What a beautiful world~
- 出版社/メーカー: Liar-Soft
- 発売日: 2006/07/07
- メディア: DVD-ROM
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しかも、終始主人公の女性視点という珍しいギャルゲー。一応男性の主人公はいるのだけど誰にでも切りかかる危険人物なので(笑)、読者視点としてあまり同調したくないキャラですが。
ねこねこマシン猛レースが宇宙船?ときて、SEVEN-BRIDGEは列車、そして今回は小型飛行船。ライアーソフトは「乗り物」が好きなのか。たしかに乗り物系は「旅」「冒険」と繋がりやすいテーマなのでいい素材ですね。
システムは一方道のノベルパートに輸送依頼を請け負って金を稼ぎながら移動という独特なマップ方式であり、唯一のゲーム性。序盤はそのゲーム性に慣れないながらも未知の世界の探検ということで楽しめたのだけど、中盤からあまりゲーム性が変化しないのでだるくなり、終盤ではそのノロい移動にイライラを強いられる。
しかしながら、いつものライアー作品には劣るもののライアー特有のアクの強いキャラクター性は健在。都市規模の大型戦闘艦隊を率いる名提督や、ユニークでフレンドリーなセレナリアの住民達、力強い蒸気王や、怪しげな蟲の王と女王。ボイス付きで数々の名台詞が飛び出します。
エンディングに向かえたヒロイン達に一言。
ときどきでいいからヤーロのことも思い出してあげてくださいw
物語の始まるきっかけがまるまる放置って…