ガンソードとかみちゅ 第3話

GUN×SWORD第3話まで観ました。スクライドは超えられないとか言ったけど、なんだかんだいってやっぱりいい作品ですね。
主人公が無気力なぶん、敵さんや他のゲストキャラが熱血さを補完しているので展開やバトルが勢いがあって面白い。
いまのところ復讐劇というより「ヒゲ」や「戦隊もの」などお約束な展開をさらにパロった内容で伸びまくるヒゲとか年老いて邪魔者扱いのヒーローとかネタが満載。
欠点はスクライドみたいに名前を名前を重要視してないのようなので、キャラの印象が若干薄いかも。(スクライドでは「刻んだぜお前の名前、劉邦…!」とか「このA級ホーリー隊員橘アスカが」とか「みのりさーん!みもりです!」ストーリーに関わるキャラはよく名乗っていたのでほぼ全キャラ名前覚えちゃいました。)主人公はよく名乗るね。「夜明けのヴァン」とか「鋼鉄のヴァン」とか二つ名が。

かみちゅ!も第3話まで。
猫がいなくなるという伏線から始まって、中盤に貧乏神による影響で「のきなみ閉店していく商店街」とか「はずれだらけのバーアイス」とか「すでに結果の書かれているおみくじが軒並み大凶に変化していく」とかの不幸の表現ぶりなどが面白かったです。決して怪我人が出るとかのような緊迫感のある直接的な描写ではないのだけど悪化していく町という圧迫感はあるという。どこでも嫌われていくところがないという貧乏神もベタだけど「神であるまえに命の恩人」という猫のタマのくだりに思わず目から汁がでました。今回の話で主人公ゆりえの強大な力が改めて明らかになったぶん、後半ではそれを上回るようなピンチが訪れるのだろうなぁ。

バジリスク、つい原作を最後まで読んでしまいました(汗)。あー、こうなるのかー。と今、一番続きを楽しみにしている作品の結末を知ったので死ぬのか死なないのかなどのリアルタイムな高揚感を無くしたかんじです。テンゼンのトリックとかもわかっちゃったし。もっとも、この作品は構成だけでなく普段の演出や戦闘シーンにも目を惹かれるので本当にクオリティが高い作品といえるのでしょう。とりあえず原作の各話タイトルが「○対○(2)」とか甲賀と伊賀の残り人数しか表記されてなかったのには笑った。