9S 3巻,4巻

前回予告したとおり、最近読んだラノベは9S-ナインエス-の続きです。
2巻の敵の代表が「機械」ならば今回の敵は「生物兵器」と「幻術使い」です。
しかも由宇の協力者として風間が再び登場でおいしい展開に。
風間は1巻の敵の主格犯でずいぶんいやらしい戦い方で嫌悪したものですが、LAFIサード*1に収まる完全な電子人格として由宇をサポートする姿はなかなかユニークで面白い。
「やめろ、それ以上フレームを軋ませるな。壊れる」


そして2巻でもわずかに姿を現したミネルヴァのメンバー「マジシャン」。
遺産の力で幻術を見せる能力を持ち、初っ端から覚醒闘真を倒してしまうところや、3巻序盤に見せた伏線が「ナイトメアの対象」や「幼い暗殺者クレール」に対して上手く効いている。

「龍」の伏線があることから、変異体の進化の方向が「龍」になるのかと思ったり、もしくは才火くんがマジシャンの正体か?とも思ったけど自分の推理は見事ハズれてました(汗)。


それにしても「9Sとは - はてなキーワード」の説明には笑わせてもらいました。
>・二重人格・脳の欠損(月姫ライクな)
たしかに闘真は月姫の志貴くさいと思った。得意ジャンルは違うものの最強な由宇とか、ツンでお嬢様な義妹とか。

>・主人公の妹がツンデレ
>・ヒロインがツンデレ
ツンデレ強調しすぎ(笑)
ナインエスを編集した人には拍手を送りたい。


ところで
4巻を読んで次の巻に読み進めていたところ、なんと5巻ではなく6巻を読んでいました(汗)。たしかに唐突な展開だと思ったけど演出の一つだと認識していたので、現在読んでいるのが6巻だと気付いたのは半分以上読んだ後でした……。

*1:持ち運びが可能なスーパーコンピューターのようなもの