forest
- 出版社/メーカー: Liar-Soft
- 発売日: 2004/02/13
- メディア: CD-ROM
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ライアーソフトの代表「腐り姫」に並ぶ奇作。
物語を語る物語。
語り手と「アリス」が対話形式で物語を案内し、その語られる物語の中では現代新宿を舞台に5人の男女が「森」という不可解な現象に対して、超能力「ギフト」を用いて謎かけをしていく。
声がいい。音楽がいい。シナリオはメタ的すぎて難解だが素晴らしい。イラストは戯言使いシリーズの竹さんのような画風でギャルゲぽくないデザイナーチックな感じです。主人公の感性もいーちゃんぽくスレているし、ヒロインのテンションも戯言シリーズのそれに近い。西尾維新好きなら是非この作品を試してみてはいかがだろうか?
同社のSEVEN-BRIDGEと同じく文章と音声が異なるという変わったつくりだが、その文と声が上手く連携されていて、シナリオとしては見た目の倍以上のボリュームになっている。
原点がイギリス縛りで不思議の国のアリスやピーターパン、はたまたもっとマニアックな出展まである。自分も原点はほとんど知らないがなかなか楽しめる、知っていればなおさらだろう。
なだらかな音楽が子守唄として心地いいので、最近は寝る前に流しっぱなしにしてます。