ディスコミュニケーション
- 作者: 植芝理一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: コミック
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アフタヌーン新刊、謎の彼女X。線画重視の古風な画風が好みだったので買ってみた。
感想。シ…シュールすぎる(汗)。
おおまかなジャンルとしては「ラブコメ」に該当するのかな?…いや微妙に違う気もするけど。
- 作者: 植芝理一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/08/20
- メディア: コミック
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植芝理一さんの昔の作品には夢使いやディスコミュニケーションがあるのですが、
自分が持っているディスコミュニケーションもほうは実は謎の彼女Xよりさらに輪をかけてシュールだったり。
まぁ登場人物の思想・行動のシュールさはさておいて(というかこちのほうが重要なのだけどアレは言葉では説明できない)、この漫画で特筆すべきは背景の異常なまでの精密さ。「魅力的なガラクタをとにかくぺーじいっぱいに詰め込みました」というようなかんじで圧倒されます。
現在の謎の彼女Xではそういった画面の過密さが無くなってしまって寂しいです。あ、でも1話に一度は大ゴマでやってくれるのは嬉しい。
漫画擬音を一切使ってない「ああっ女神様」とか、かの名作「寄生獣」とかアフタヌーンは普通な月刊誌にみえてさりげに変わった漫画が多いです。
シュールな漫画としては「コミックビーム」なんてシュールの塊でよね。芸術的で独特な作風を持つ漫画が多いのだけどそのせいで逆に一般受けしにくくなっているのではなかろうか。エマは英国の雰囲気を上手く表した精密な背景・演出が評価されて一般受けしてるのだけどね。