ひぐらしのなく頃に礼

賽殺し編。読了。


こ、この展開は――――!!?


ハッピーエンド祭囃し編の後だというのに更なる重い命題。
イリーが居ない不利な繰り返しの再開だと思ったら、
「元の世界」か「罪のない世界」かの選択だなんて残酷なことをさせてくれる…。
自らを魔女と嘯き世界を軽視してきた梨花への精神的なおしおきですね。


極端なIFの世界や、冒頭の詩の筆者フレデリカ・ベルンカステルの真相、羽生の高次的存在っぷりが発揮されてました。
羽生コワイヨ羽生。問題編には一切出番なしで初登場時も空気同然だったのにここにきて圧倒的な存在感です。


「罪」・「不幸」がなければドラマは生まれず人間性(もしくはキャラクター性)は死んでしまう。
これは読者の視点でも該当すること。
読者がキャラクターを愛するのはその「罪」・「不幸」を乗り越えてきてからの話。
読者が「○○には幸せになって欲しい」「ハッピーエンドになって欲しい」と言うことは、あくまで「取り返しのつかないほど罪・不幸を存分に味わってから最後には死なずに助かれ」という矛盾した願いにもなるわけです。
(さすがにここまでのテーマ性はもってないだろうとは思うが。)


年末年始にやってくれますね竜騎士07さん。






昼壊し編。読了。
三四さんが普通に参加してたり、パラレルしてる。パラレルしてるwww


デイブレイクのオマージュなので賽殺し編の超展開には及ばないものの、時報発生前のハチャメチャな部活の雰囲気は面白かった。
シューティングゲームの話とかマージャンの話とかついていけないけどなww
たしかに「公式的な同人」にふさわしい作品だった。


魅音、祭囃しでは部長らしく決めていたのに、レナに競り負けてるヨ。
結局、「魅音vsレナ」の直接ぶつかることはない微妙な恋の対決は「レナ寄り」が公式という形で締められたワケか。
微妙な乙女心の魅音スキーなのでちょいショック。



さいごに…「うみねこのなく頃にでそのまま行っちゃうのかーー!?」
舞台設定とか重要な部分がいろいろネタバレされてたなぁ。
しかもすぐ次の夏コミには出すつもりらしいという猛ラッシュですごい速筆計画だ。