ヒトカタノオウ
- 出版社/メーカー: Artel Team Prefab
- 発売日: 2007/03/30
- メディア: CD-ROM
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話:★★★ (総量は少ないが、質は良い。アヤカシノクニ編で減点)
絵:★★★★★ (柔らかい絵柄と和風背景、 それと伝奇の世界がうまく融けあっている)
キャラ:★★★★ (ヒロインも可愛いが、好々爺が和風な世界を手助けしている)
演出:★★★ (最近の作品にしては地味めかな?特に新しい技術は使われてない)
音楽:★★★ (絵と同じく柔らかな音程。全体的によく合う。10曲しかないけど、ちゃんと全場面に使いこなしている)
GW前にクリア。
アヤカシノモリ編、ヲルノモリ編、両編合わせて予想以上に短かった。
とはいえ、少ない素材でうまくまとまっている。
シナリオは妙に質が違うと思ったら、
編ごとに別の人が書いているようだ。
アヤカシノクニ編は視点変化が多すぎて読みにくかったので、そのへんはどうにかして欲しかった。
仁奈視点や名もないクローン視点とか特に重要キャラでないし必要がないように思える。
ヲルノモリ編は
妖がみないい人すぎて、人間サイド?のアヤカシノクニ編より居心地がいいとか妙に皮肉だwww
誠実で落ち着いた態度で包み隠さず主人公に情報を与えてくれるイミナ様、
ツンデレな大男の鬼ヤトさん、
世間ズレしているところがまた可愛いミズナとか。
奇異な服装のこともあって
「うたわれるもの」の世界に入り込んだような錯覚を受けるぐらい。
ヒトガタの立ち絵がチープだったアヤカシノクニ編のマガツヒに比べ、
ヲルノモリ編では不気味さ漂う意思のないスライム状のマガツヒが襲い掛かってくる。
姿の見えないトリフネや白い手など、強く死を連想させている。
トリフネは最後まで姿が見えないほうが良かったのでは?と思うくらい。
あとはどっちの話にもいえるけど、
EDからエピソードまでが唐突すぎて混乱するかも。
さて、まだタタリ神とやらにお目にかかってない事と
咲月が残っていることを見ると
あと一編ありそうなのだが、どうなのだろう?
ちなみにキャラを月姫・Fateにたとえると
奈緒=都古&アルクェイド
咲月=秋葉&琥珀
ミズハ=桜
な感じ。
うたわれるもののほうがたとえやすかったかな?