うみねこのなく頃に 簡易推理


ネタバレ注意








今回はひぐらしに比べてずいぶん人間犯行らしいので、ある程度の犯人を絞り込めそうです。
反則くさい第3の組織犯行や未知の薬物というのはなさそうだし…。(金蔵が飲んでる緑の酒が怪しいくらい?)



●主な登場人物は以下の18人(+1)


右代宮一族

金蔵----蔵臼----夏妃----朱志香
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--絵羽----秀吉----譲治
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--留弗夫--霧江----戦人
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--楼座------------真理亞


使用人
・源次・紗音・嘉音・熊沢・南条


主治医
・南条


黄金の魔女
ベアトリーチェ




●事件一覧



■予告状
真理亞のもとにベアトリーチェと名乗る人物が接触し、傘と予告状を真理亞に手渡す。
真理亞以外の住民の誰もがベアトリーチェの姿を見ていない。


■第一事件
被害者は蔵臼、留弗夫、霧江、楼座、紗音、郷田の6人。
大小の差はあれ顔を潰されて園芸シャッター内に放置。シャッターには赤い塗料で魔方陣が。
留弗夫、霧江、楼座、郷田の4人は顔全体が潰されおり、本人確認はされていない。
鍵は使用人室に。密室度は低く、事件後は現場放置。
事件発覚の朝、夏妃の部屋のドアノブにドアを開けようともがいた赤い塗料のあとが。同時に電話と無線が不通になる。



■密室失踪
オートロックの密室から金蔵失踪。
第一事件とほぼ同時期。
鍵は2本(源次曰く)。事件当時、金蔵本人と夏妃が所持。


■第二事件
鍵&チェーンロックの密室。
被害者は絵羽と秀吉の2人。
ともに扉から遠く離れたリビングとバスルームで額を杭で貫かれ死亡。
犯行現場はチェーンロックのため、合鍵だけでは侵入不可。
嘉音が目を離した5分内に扉に魔方陣ラクガキが発生。生存者全員にアリバイあり。


■焼却死体と嘉音死亡
第二事件直後、ボイラー室より異臭。
駆けつけた嘉音が犯人らしきモノに立ち向かうも返り討ちに遭い、胸を貫かれ暫く後に死亡。
犯人は裏庭へ続く裏口へと逃げたと思われる。
異臭の正体は失踪した金蔵の焼却死体。
全身焼け爛れており性別すら不明だが、指が6本ということから本人と推定。
死体から部屋の鍵を源次が入手。


■いつのまにか手紙
安全であると思われる金蔵の部屋に避難する8人だが、
部屋にはいつの間にか手紙は一枚。
手紙を置いた容疑者は源次、南条、熊沢、真理亞の4人。
不信感を煽られ、容疑者の4人は金蔵の部屋から追い出される。
手紙には一言「我が名を讃えよ」


■第三事件
金蔵の部屋にこもる夏妃、朱志香、戦人、譲治の部屋に内線電話が。
真理亞を助けに4人でロビーにたどり着くと
源次、南条、熊沢の3人が顔を潰されて死亡。


■自殺?
第三事件直後、ベアトリーチェ肖像画の前で夏妃が犯人?と決闘。
夏妃はライフルを持っていたが、
戦人達が現場に辿りついたときには銃創は夏妃の額に撃たれ死亡している。


■事件後
戦人、朱志香、譲治、真理亞の4人は失踪扱い。
詳しい描写はなし。





簡単に主だった事件(謎)はこんなものでしょうか。



●容疑者の除外

まずは犯人でありえない人物の条件を設定し、今後の容疑者から除外します。
・第一人称で描かれている人物…A
 今回はL5の兆候も弱く、この視点を疑いだすとキリがないので除外


・顔を見せて殺されている人物…B
顔が割れていれば偽装は難しいでしょう






・戦人…A(主人公

・譲治…A(紗音死亡時

・朱志香…A(夏妃との会話時、…だが喘息伏線などの伏線は意味ありげでやや怪しい

・夏妃…A(金蔵との会話や、第一事件の朝、ラストの決闘時など

・嘉音…A(ボイラー室での決闘時など、死亡時も疑いようが無く本人



・紗音…B(第一事件で顔半分は確認できる、また第一事件直前に主観で描かれている

・蔵臼…B(第一事件で顔半分は確認できる

・絵羽…B(第二事件で顔全体が確認できる

・秀吉…B(第二事件で顔全体が確認できる






●容疑者の絞込み



まぁ第二事件で生存者全員にアリバイがあるので、第一事件で顔全体が潰されている人物に容疑者が絞られるのですが、それぞれ動機はこんなものでしょうか?
・留弗夫…財産目当て?怨恨?…本命。前妻「明日夢」との伏線が語られていないので、姿の見えない明日夢ともども怪しい。第一・事件直前に「俺は死ぬかも」発言あり。展開的には解決編で親vs子とか。
・霧江…財産目当て?怨恨?…頭が切れる。結婚も日が浅いので財産目当てとも受け取れ、女なのでベアトリーチェに変装可能。留弗夫とも共犯できる。
・楼座…財産目当て?怨恨?…真理亞の姿が見えないときに素で慌てていたので、普通に被害者っぽい。
・郷田…財産目当て?…仕えて日が浅く、忠誠心が低い。使用人として働いているので鍵をあるて程度自由に使える。性格も悪いので悪役にはピッタリ。


第二事件のときはあらかじめ部屋に隠れて、ロック解除後にこっそり出られるのでまずはこの中の誰かは犯人と思われる。




金蔵部屋での手紙のことを考えると、他にも共犯者が考えられる。
・源次…鍵を管理しており、事件直前に夏妃を渡すというのがわざとやった工作の可能性が。「金蔵部屋の鍵が2本」というのも自己申告なので本当かどうか…。金蔵の酒を調合しているのもコイツなので、とても怪しい。第三事件では郷田あたりの死体と入れ替えることができそうだ。
・南条…簡易検死の虚偽申告が可能。第一事件の死体が本人でなくとも誤魔化すことができる人物。第三事件の身代わり死体が無いのでやや難しい
・熊沢…第三事件の身代わり死体が無いのでやや難しい
・真理亞…9歳に殺人実行量は低そうだが、手紙トリックだけなら誰でもできる。



留弗夫、霧江、源次の3人が揃えば普通にトリックは解決できそうですね。
ただ留弗夫夫妻と源次の繋がりが弱く、
留弗夫夫妻が無知な真理亞を利用した…のほうが有力的かな?


右代宮は多指症になりやすいらしいので、指が6本なのが金蔵以外にもいる可能性もあるわけですが…。
そうなると金蔵の焼却死体が偽者になって、「金蔵&源次が犯人コンビ」というのが自然ですね。




黄金の謎はまだ解けてませんが、TeaPartyを読む限り、次回は普通に謎解きをするルートなのかな?

さてはて 次回のうみねこが今から楽しみです。


そろそろ眠いので寝ます。文章の推敲は一切しません。おやすみなさい〜。



※オマケ
Tipsでとある順番にExccuteするとフレデリカ卿の姿とヒントが拝めます。