あやかしびと継続中

あやかしびと、現在プレイ中。学園生活送ってます。

たいていの作品ならば、こういう学園に馴染んでからの生活から物語をスタートさせるものだけど、あえて人妖として扱われている人間と世間との隔絶さを表現するため「外」の世界から話をスタートして普通の人間との隔たりを表現しているところが面白い。
今アニメでやっているシャッフルのような「魔族と神族とやらが普通に生活している」ような妙な設定に対して、なぜそういう設定なのかが早いうちから理解できて、常識というか当たり前の日常が混じったぶん、特殊能力を持って神沢市に隔離同然の人妖達がいるというファンタジー設定に溶け込みやすいです。

おっちゃんとの別れも短い間だけを過ごしたにも関わらず感情移入できるようないい話だったし、こういう人間臭い普通人を物語から切り離してしまうのが勿体無いぐらい。

学園生活パートに入ってからの唐突な展開さはありがたいのかありがたくないのか。バトルシーンに入って物語が動き出し、おっちゃん以外と外部キャラと早いうちから溶け込むのはいいのだけど、カラス側の視点も交えてることが「これは試験だ」と分かってしまうので初めての戦闘なのにも関わらずプレイヤーから見て緊張感が無くなってしまい、さらには味方が増えすぎることでこれまた「これで安全だ」と追っ手に追われているという緊張感が一気に無くなってしまうの欠点。

逆に一気に友人が増えたことでノベルゲーム特有の会話シーンに「双七とすず」以外の変化した流れができることと、しばらく続ける学園パートに悪人側から受ける不安感を取り除いて、友人との交流・理解やギャグシーンに専念できることが良いところだと思う。

ただ、楽しい学園生活の演出に専念させたいならば悪党4人集の登場シーンは序盤に挿入すべきではないと思うけど、どのみち設定の音声切り替えで非登場人物の顔も名前もほぼバレバレだからなぁ。それで名前のない「おっちゃん」が重要人物でないことが事前に分かってしまったりしました。全員、カラス達のような???にすればよかったのに。

それはともかく、特異なドラッグとかだんだんシリアスパートは近付いているものの学園生活を楽しんでます。…あと何時間かかるのだろう?