少年ガンガン12月号

少年ガンガン 2005年 12月号

ロイ・マスタング大佐サイド…キング・ブラッドレン大総統の過去が語られる。一応、元は人間だったが、今はホムンクルスとしての矜持を持ち、人間側に付く気はないとのこと。エドワード・エルリックサイド…自分で自分を練成することで本物の真理の扉を呼び出し、全員、グラトニーの腹の中から脱出。そして、その直後に父親らしきホムンクルスの親玉との対面。顔はとても似ているけど、微妙に雰囲気が違うので同じとも言い切れない。というか未だに信じられない。父親の父親っていう考えもあるし。

マカvsクロナ戦決着。相変わらず変化に富んだバトル演出で楽しめた。主人公のライバルの位置にいるクロナが敗れたことで初代鬼神が復活する線が濃厚に。次に気になる戦いはやはり不死身のフリーを誰が倒すか。退魔の波動を持つ魔女狩りはマカの技で、当の本人はクロナ戦直後だし、キッドか黒星のいずれかが思いもよらない方法で倒せるだろうか。

五大石を取り込んだ斧の兵器に対して、アクアが変換したティトォが挑む、かと思いきや、こで意外にもリュシカがパンの力を覚醒させて大勝利。王道なテンションながらも裏の裏を突くような展開で面白い。次回、ダークアイQは果たして番狂わせになるか。切り裂き魔の正体も未だ不明で先を予想させません。


さて、新人さんのレベルが段々と上がってきました。…というかハガレンに引っ張られる形で絵柄や演出が似てきてしまって、雑誌の中での個性が無くなってしまわないか不安。未だ、定期購読に戻る気には至らず。野球漫画も瀬戸蔵造さん本人の絵のほうが味があっていいと思うのだが。